アーシストcafe 緑のコトノハ

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2016年1月25日~1月29日
戸田雅子(東京・檜原の紅茶工房)

東京でお茶を育て、東京で紅茶を手作りする、そんな人生の夢を叶えたのが戸田雅子さん。高校教師だった戸田さんは、定年退職後、東京・檜原村に杉並区から移住し、試行錯誤を重ね「ひのはら紅茶」を生み出しました。昔、日本茶を生産する農家が多かった檜原村。しかし近年は高齢化により、耕作放棄され荒れた茶畑が目立つようになっていました。そこで田舎暮らしを目指していた戸田さんは、5年程前、その荒れた茶畑に注目。茶畑を手入れして再生させ、製造に必要な機械を中古で入手し、紅茶の生産を新たに始めました。摘み取った茶葉を乾燥させ、揉んで発酵、さらに乾燥させるという工程を経て生まれる「ひのはら紅茶」。芳醇な香りでまろやかな味が持ち味です。この紅茶づくりを村起こしの仕事に育てあげ、若者たちに引き継いでいきたいと考えている戸田さん。「檜原雅子開墾団」というボランティア・グループが生まれ、多くの人とつながり、作業を手伝ってもらいながら紅茶作りの喜びを伝えています。紅茶を通じて人と大地を結ぶ戸田さんのコトノハ、それは、あたたかい香りに包まれています。

戸田さんの活動を紹介するFacebook
www.facebook.com/hinoharakaikon