アーシストcafe 緑のコトノハ

千葉・船橋のマンションのベランダで、常時３０種類以上の野菜やハーブを育て、その魅力を絵本や著作で広めているのが、ガーデニングクリエイターであり、イラストレーターのたなかやすこさん。２坪の小さなベランダに4段の棚を設置し、ジャガイモやカボチャまで作ってしまうのは驚きです。しかも、たなかさんは農薬を使わずに育てています。コツは植物をうまく組み合わせること。例えばトマトとバジル、そしてキュウリとニラなど、相性のいい植物を一緒に植えると、害虫を遠ざけたり、土を健康な状態にします。「コンパニオンプランツ」というこの育て方、農薬を使わないたなかさんの強い味方なのです。さらにベランダ菜園は、ユニークなエコのアイデアで満ちています。例えば、レタスをプランターのまま食卓に出し、葉だけをいただく。根をそのままにしておけば、またレタスが育ちます。そして茶殻などはコンポストでミミズの力を借りて堆肥にします。
命が巡る小宇宙のベランダ。そこで日々の成長を愛で、生命や食の安全にも思いが広がるというたなかさん、その素晴らしさを生き生きと伝えます。

たなかさんのホームページは――
http://www.greengloves.jp/