アーシストcafe 緑のコトノハ

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2015年8月24日~8月28日
小林一夫(NPO国際おりがみ協会理事長)

折り紙は、子どもの遊び?いえいえ、なかなか奥が深いんです。その歴史は古く、 魔除けとなる「くす玉」、ひな祭りや七夕など五節句の飾りなど暮らしに生かされ、 江戸時代になると和紙作りの普及と共に折り紙文化も広く庶民に浸透したと言われています。そんな日本の伝統を今に伝えるのが東京・湯島で「おりがみ会館」を営む小林一夫さん。江戸時代に創業の染め紙の老舗4代目でもあり、その工房では美しい千代紙となる和紙を手染めしています。そして暮らしに役立つバッグや小物入れ、芸術的な和紙人形まで様々な折り紙を考案しているのです。新聞紙や広告紙などもリサイクル。新聞を折り紙の技で器にし、天ぷらの油切りをしたあと、そのまま食卓に供する。おしゃれで、お皿を洗う手間や洗剤も省ける素敵なアイディアです。そんな楽しみを伝えようと、「四季の折り紙」「季節と暮らしを彩る 実用おりがみ」など100冊にものぼる本を監修し、折り紙教室も主宰している小林さん。「紙一枚あれば、暮らしが豊かに」と、その技と心を国際的に伝えています。

小林さんの仕事や折り紙教室の情報は
以下のホームページで――
http://www.origamikaikan.co.jp/

おりがみ会館
〒113-0034 東京都文京区湯島1丁目7−14
電話:03-3811-4025