アーシストcafe 緑のコトノハ

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2008年12月29日~1月2日
内田詮三(沖縄美ら海水族館館長)

2002年にオープンした沖縄美ら海水族館は、巨大なジンベエザメが泳ぐ世界最大級の水槽や、サンゴ礁の大規模展示などが話題を呼び、年間300万人もが来館する、日本一の水族館となりました。 館長の内田詮三さんは「沖縄の輝く海の世界」を、子供から高齢者まで誰もが海に潜らなくても体験できるようにと、この圧倒的なスケールの水族館を作り上げたのです。 巨大水槽の見所は給餌。 オキアミを入れるとジンベエザメは垂直に立ってエラでこしとって食べます。様々な海の美しい生き物たちが絶滅 の危機にある今、生物多様性を保つ努力も積み重ねています。2008年には日本初となるマンタの繁殖に成功しました。また障害を抱えたイルカが、なんとか泳げるようにと人工尾びれを開発しています。 沖縄の海の迫力、その美しさを理屈抜きに伝える事が、人々の「海を守りたい」という大切な気持ちにつながると、内田さんは確信を持って語ります。