アーシストcafe 緑のコトノハ
ストーリー
2010年8月30日~9月3日
いとうせいこう(クリエーター)
いとうせいこう(クリエーター)
小説、映像、音楽、舞台などジャンルを超えて幅広い表現活動を行っているクリエイターいとうせいこうさんは、植物と暮らす・オーガニック・ライフスタイルマガジン「プランテッド」の編集長を務めています。自らをベランダで園芸を楽しむ、ガーデナーならぬ「ベランダー」と称し、50に及ぶ鉢植えを手入れ。野菜や果物まで収穫するなど「都会で植物と共に暮らす」生活を実践しているのです。 いとうさんは、江戸の伝統を受け継ぎ、美しい鉢植えが路地に並ぶ東京の下町・浅草暮らし。この町の職人さんの技も愛しています。伝統の「舞扇」「染絵手ぬぐい」「江戸漆器の塗り箸」などは、物を大切に使い、自然を汚さないという江戸職人の心意気を今に伝える逸品。江戸には地球とつながる「始末のいい暮らし」があったのです。 そんなエコなこころを若者に伝えようと、いとうさんは箸作りの職人さんの力を借り、「楽しいマイ箸」をプロデュース。その売り上げの一部は森林保全のためにも使われています。「歩数計」ならぬ、デコレーションしたかわいい「ホスーK」もプロデュース。これを身につければ、健康に良く、CO2も出さない散歩を、もっと多くの若い人たちも楽しめるのではないか、という発想からです。 いとうさんはアイデアいっぱいの楽しい遊び心で、地球とつながる暮らしの提案を、今日も下町を散歩しながら練っています。