アーシストcafe 緑のコトノハ

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2015年4月27日~5月1日
宮城野信太郎(自転車作家)

乗りやすくて、値段も安い、国際語にもなった日本の発明品「ママチャリ」。それが今、手軽なあまり、少し壊れただけでも粗大ゴミに出されたり、放置されてしまったりと、使い捨て感覚で利用されることも多くなってきています。実際、東京都では年間 約65万台が放置され処分されているといいます。そんな状況に胸を痛め、何とかしたいと3年程前、立ち上がったのが自転車作家の宮城野信太郎さん。「放置できないほど、ずっと長く愛せる自転車を作り続ければ、ママチャリへの意識も変わるのでは・・・」そう考え、捨てられる自転車を回収、フレームを磨き、パーツを組み合わせ、時には塗装を施してリノベーション・再創造する活動を始めました。そのプロジェクトの名は「Reno(リノ)」。宮城野さんが丹精込めてリノベーションした自転車は、世界で1台だけの特別なもの。オシャレでカッコ良い仕上がりで今、評判を呼んでいます。またリノベーションの依頼主に手渡した自転車を、さらに長く使ってもらうために、そのメンテナンスも引き受けている宮城野さん。身近なママチャリから、モノを大切にする心を届ける、若き自転車作家の声に耳を傾けます。

宮城野さんのプロジェクト「Reno(リノ)」のホームページは
http://renobicycle.tumblr.com