アーシストcafe 緑のコトノハ

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2015年3月16日~3月20日
田畑美智子 (鴨川和棉農園)

千葉県 鴨川市で農園を営む田畑美智子さんは、とても貴重な日本伝統の棉・「和棉」を育てています。和綿は繊細で光沢があり、コシも強い良質な綿。
江戸時代には日本各地で盛んに作られていましたが明治時代になると海外から輸入される低価格な綿に押され、今や幻となってしまいました。そんな中、田畑さんは「日本の風土に適した和綿とその文化をよみがえらせたい」と30年程前、夫の健さんと共に農薬を使わず有機肥料で和棉を育て始めたのです。秋、ふわふわの棉を収穫し、その棉を紡ぎ、染め、織り、衣服やマフラーなどに仕立てている田畑さん。和綿で作った服は、ふんわりやわらかで素肌に気持ちいいといいます。田畑さんは時折、和綿の布づくりを体験できるワークショップを開き、和綿の素晴らしさを伝えています。そして参加した人たちに和棉のタネを渡し、その広まりを願っています。そんな田畑さんから生まれるコトノハに耳を傾ければ、かけがえのない和綿の文化が再び輝き出します。

田畑さんの活動をもっと知るには、以下のホームページで――

http://homepage2.nifty.com/wamen-nouen/