アーシストcafe 緑のコトノハ
ストーリー
2015年2月2日~2月6日
石田三示(大山千枚田保存会理事長)
石田三示(大山千枚田保存会理事長)
都心から一番近い棚田、それが千葉の鴨川にある大山千枚田。山の麓の斜面には大小 375枚の田が階段のように連なり、その美しく郷愁を誘う景観は「日本の棚田百選」にも認定されています。江戸時代以前に開かれたという、この棚田は、耕運機など大型農機を入れての作業が難しく手入れが大変なため、近年、耕作放棄地が現れ始めました。 そこで地元農家の石田三示(みつじ)さんたちは1997年に保存会を立ち上げ、歴史ある棚田を守っていく活動を始めました。石田さんたちは都会の人にオーナーになってもらい米作りを体験してもらいながら環境を保全していく「棚田オーナー制度」を導入。千枚田での農の営みが途絶えないように努めています。 大山千枚田にはトウキョウサンショウウオやアカハライモリなど絶滅が心配される 貴重な生物が生息しています。石田さんは米づくりと共に生物の多様性を守る役割も 棚田が担っていることを伝えたいと子どもたちに向けて自然観察教室も開いています。 収穫の時を迎えた大山千枚田で、石田さんのコトノハが輝きを増します。
大山千枚田保存会の活動情報は・・・
電話 04-7099-9050 ファックス 04-7099-9051
ホームページ http://www.senmaida.com/