アーシストcafe 緑のコトノハ

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2014年9月8日~9月12日
浅野正富(ラムサール湿地ネットわたらせ 事務局長)

「渡良瀬遊水地」・・・栃木、群馬、埼玉、茨城の4県にまたがる広大な湿地です。 この雄大な自然を保全するため様々な活動をしているのが、ラムサール湿地ネットわたらせ事務局長の浅野正富さん。この湿地実は、様々な生き物を育む大切な場所。南の国に戻るツバメが10万羽以上も集結し、チュウヒをはじめとする多くの猛禽類が越冬します。浅野さんは地元の人たちと力を合わせ、自然の宝庫である渡良瀬遊水地の大切さを世界にアピールし、国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」に登録されました。実はこの渡良瀬遊水地は、日本の公害の原点といわれる足尾銅山の鉱毒を沈殿させ、洪水の被害を防ぐ目的で100年程前に造られた場所。浅野さんは、緑豊かで生き物あふれる湿地となった今も、ここは「負の遺産から生まれたもの」だということを忘れてはいけないといいます。そして浅野さんは、渡良瀬遊水地のクリーン作戦や足尾銅山の植樹などにも積極的に参加、さらに湿地の魅力を伝えるため自然観察会を開催するなど、地元の人たちと一丸になって貴重な湿地の保全・再生活動に取り組んでいます。