アーシストcafe 緑のコトノハ
ストーリー
2014年9月1日~9月5日
内山春雄(野鳥彫刻家)
内山春雄(野鳥彫刻家)
バードカービング・・・緻密な鳥の彫刻に彩色し本物そっくりに仕上げたアメリカ発祥のアートで、元来は狩猟用として鳥をおびき寄せるために作られたモノ。 このバードカービングの世界で日本の第一人者が、野鳥彫刻家の内山春雄さん。内山さんは本物そっくり、まるで生きているようにバードカービングを製作しています。内山さんは、精巧なバードカービングを野鳥保護にも役立てています。自然保護団体と協力して絶滅が心配されるアホウドリやコアジサシなどの鳥を、バードカービングの使用によって安全な繁殖地に誘導させ、見事呼び寄せ繁殖拡大に貢献しました。さらに内山さんは、タンチョウなど繁殖のために人工飼育が必要な鳥たちのためにヒナにエサを与えるハンドパペットを考案。野鳥の習性を失わせることなくヒナを育てることに貢献しました。そしてバードカービングの魅力を伝えたいと教室を開催、子どもから大人まで幅広い世代に作る楽しさと愛鳥の心、自然の大切さを伝えています。