アーシストcafe 緑のコトノハ

美しい菜の花を被災地の田畑や荒地に咲かせ、復興の手助けにしようと取り組んでいる人がいます。被災地支援団体、ユナイテッドグリーン　菜の花大地復興プロジェクトを率いるフォトジャーナリストの山田周生さんです。山田さんは津波による塩害で荒廃している土地を、菜の花によって土壌浄化しようとし、沿道などにも菜の花を咲かせ、元気で明るい景観を生みだしています。さらに菜の花は根が土を柔らかくしてくれ、緑肥として土の栄養にもなります。そして可能な限り菜のタネから油を搾り、地産地消のエネルギー生産を目指しています。昨年秋に種まきした、岩手県の釜石・陸前高田などの数ケ所で５月に美しい菜の花が咲きます。非常時に食糧や車の燃料になる菜の花の力で、復興を支援しようとしている山田さんの活動は今、注目を集めています。