アーシストcafe 緑のコトノハ

女性を美しく彩るジュエリー。その輝きの裏に、発展途上国の人々の貧困や健康被害、そして環境破壊という暗い影があることはあまり知られていません。例えば金の鉱山では、選択肢をもたない貧しい人々が不当な労働を強いられるだけでなく、金の精製に使われる水銀による健康被害や周辺地域の土壌汚染も深刻です。その事実に眼をそむけることなく奮闘しているのが白木夏子さん。白木さんは正当な賃金を支払い、環境にも配慮して採掘・精製された≪エシカル（倫理的な）≫な材料を求め世界各地に足を運び、「エシカルジュエリー」を作ることを日本で初めて実現させたのです。見た目の美しさだけではなく、存在そのものが「美しい」と言えるジュエリー、身に着ける人も作る人も輝けるジュエリーに「本当の美しさ」があるという白木さんのコトノハをつづります。