アーシストcafe 緑のコトノハ
ストーリー
2013年7月29日~8月2日
さかいあつし (木工作家)
さかいあつし (木工作家)
国立の静かな住宅街の工房で桜や栗・胡桃などの木を加工し、おさじ・お盆・バターナイフ等を制作している、木工作家のさかいあつしさん。脱サラをして始めた独学ながら、暖かいぬくもりあるデザインと、丁寧な仕事が今、評判を呼んでいます。 さかいさんの作品はひとつひとつ桜などの木から丁寧に削りだされて、手作りされているので、同じ形の物は何ひとつありません。 そして、表面は漆が何度も塗られています。そうすると口あたりがなめらかになるのです。おさじを作った後の、端材も捨てず、木のおもちゃを作っています。赤ちゃんが噛んで痛んださじは削り直し、また使えるように修理もしています。つややかな漆の塗られたさかいさんのおさじは、使う人への心遣いと木への慈しみに溢れています。