アーシストcafe 緑のコトノハ

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2013年4月22日~4月26日
たなか牧子 (染織家)

鎌倉の四季の草木を染め、織るという、たなか牧子さんの作品が静かに女性たちの心をとらえています。アスナロ、タイサンボク、カラスウリ、ミョウガ、シロツメクサ、スイカズラ・・・350種類にものぼる鎌倉の草木を研究し、染めの材料に昇華していきます。そして自らの手で染め、織っていく。そんな植物との語らいから生まれる丁寧な仕事に、一度作品を手にした人は深い感動を覚えます。鎌倉宮近くの築およそ70年の古民家がたなかさんの工房。「木のぬくもりが感じられる古民家で暮らしを楽しみながら染織の仕事と向き合えることが何よりの幸せ」と語るたなかさん。この古民家では地元の人々も集い、染織の教室も開かれるようになりました。四季を染め上げ、織るたなかさんの周りに心地よい人の輪が広がっています。