アーシストcafe 緑のコトノハ

東京・赤坂で、３５０年続く由緒あるお寺を守りながら、精進料理教室を開いている浅尾さん。
地元に開かれたお寺をめざし、先代から受け継いだ得意の精進料理を境内で教え始め、今人気を呼んでいます。精進料理は食材を無駄にせず、ありがたくいただくための先人の知恵が、数多くつまっている、いわば元祖エコクッキングなのです。たとえばけんちん汁は、もともと食材を上手に使いきるために生まれた精進料理。大根や人参の皮を、捨てずに具材として利用するのです。
四季折々の旬の食材を使うことも、精進料理では大切にします。旬は、味、香り、栄養、様々な面で最高の状態。価格もリーズナブルで、旬の時期に食べることは、とても理にかなっているのです。昔から続く、こうした精進料理の知恵と心を多くの人に体験してほしいと願っている浅尾さん。
お寺という場で、人々のつながりを生みながら教える楽しさをコトノハとして伝えます。