アーシストcafe 緑のコトノハ

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2012年5月28日~6月1日
塚本こなみ(樹木医)

20年前女性初の樹木医となり、注目を浴び続けている塚本こなみさん。これまで出身地の静岡県浜松市にある天然記念物の巨樹、「雲立ちの楠」や「法橋(ほうきょう)の松」などの治療や栃木県足利市の藤の大樹の移植などを手がけてきました。
その実績は高く評価され、植物園として日本一の入園者数を誇る、「あしかがフラワーパーク」の園長に就任しました。
樹木の健康診断にはまず葉の色、大きさを見ます。そして病害虫にやられていないか木槌で叩いて音を聞き、根元の土を調べます。樹木医とは、「木の声を聞くことができる人」と語る塚本さんは、今日も樹木とじっくりと時間をかけて対話し、自然と向き合っています。そして樹木医として全国各地の巨樹の保護治療に携わるかたわら、野菜作りにも熱中する塚本さんは、畑の周りに100本の苗木を植え、その成長を楽しみにしています。