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埼玉県・「ゆとりあふれる 大宮盆栽町」
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今回は、埼玉県大宮が舞台。 関東大震災を機に大正14年、東京にいた盆栽師らが盆栽に適した広い土地や新鮮な空気、そして、水を求めて移り住んできたのが大宮盆栽町の始まり。 さっそく、盆栽町を散策。 案内されたお茶室に一歩足を踏み入れた瞬間、江原は感嘆の声をあげました。 盆栽とは、盆栽そのものを楽しむだけではなくその空間を創造してそこに広がるものを楽しむものだとおっしゃる四代目。 伝統的な盆栽の作法は日々の水やりや土の入れ替え、剪定などの屋外で行う培養・管理を経てその盆栽が最も合う季節に、室内に飾り、それを愛でることだそう。 現代の社会ではあまり見ることがなくなった、盆栽が飾られた床の間を前に、四代目は、「立派な床の間がある必要はない。空間さえあればそこに小さな盆栽を置くことで巡る季節を感じられる」 かつて、時の総理大臣など有力な政治家たちには盆栽の愛好家が多かったといいます。 空間に広がる世界を感じる心。
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