BS朝日開局15周年特別企画 黒柳徹子のコドモノクニ ~夢を描いた芸術家たち~

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放送内容

安田祥子が巡る!
北原白秋 童謡の世界

今回は、声楽家の安田祥子が北原白秋の名作童謡をたどる旅へ。

日本を代表する詩人であり、歌人、そして優れた童謡作家でもあった北原白秋。生涯に約1200編にも及ぶ童謡を作った。

絵雑誌『コドモノクニ』では童謡顧問を務め、「アメフリ」をはじめ100編を超える童謡も発表している。

童謡というと子どものための"歌"と思われがちだが、白秋にとって童謡は、あくまでも"詩"。白秋は、日本の子どもたちのための童謡のあり方を模索し、日本古来のわらべ歌や、地方に伝わる伝承童謡を踏まえて作詩、子どもの生活感情をモチーフに童謡を創作した。また、イギリスの伝承童謡「マザーグース」を翻訳し、童謡創作の参考にしている。

当初、日本語の詩に西洋音楽の旋律が付けられることを快く思っていなかった白秋だが、作曲家・山田耕筰とは、「からたちの花」「この道」など、多くの名作童謡・歌曲を生み出している。そこにはどんな思いがあったのか?

白秋の童謡には、故郷である福岡県柳川で過ごした子ども時代の記憶や感情が投影され、多くの日本人にとって故郷や在りし日々を懐かしむきっかけとなってきた。安田祥子が永遠の輝きを放つ白秋の名曲を熱唱、その誕生の秘密にも迫る。

旅人:安田祥子