BS朝日開局15周年特別企画 黒柳徹子のコドモノクニ ~夢を描いた芸術家たち~

BS朝日開局15周年特別企画 黒柳徹子のコドモノクニ ~夢を描いた芸術家たち~

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放送内容

子どもたちに夢を!
"童画の父"武井武雄

絵雑誌『コドモノクニ』創刊号の表紙を描いた童画家・武井武雄(たけい・たけお)。なんと、彼は『コドモノクニ』に456点もの作品を描いている。感性が豊かな幼年期にこそ、子どもたちが感動する作品を見せたいと願い、武井は「子どものために絵を描くのは男子一生の仕事なり」と宣言した。"童画"という新しいジャンルを切り開いたのも武井。さらに、「コドモノクニ」の文字デザインにも表現の可能性を追求した。

武井が残した作品は、故郷の長野県岡谷(おかや)の子どもたちに受け継がれている。授業では週に一度、武井が描いた童画の読み聞かせが行われている。昼休みに子どもたちが興じていたのは「武井カルタ」。武井が生前、「子どもたちに日々の遊びの中で使ってもらいたい」と作ったカルタだ。

終生、「子どもたちに夢を…」と願い続けた武井が晩年に打ち込んだのは、「本の宝石」と呼ばれる武井ならではの刊本作品。それは、装丁だけでなく本のすべてを芸術作品と捉えた武井のライフワークとなった。そんな武井武雄の世界を旅するのは、俳優・榎木孝明。故郷の子どもたちに受け継がれている武井作品の源流を探る。旅の終わりには、榎木自身が未来へつなぐ作品も制作!

旅人:榎木孝明