ネイチャードキュメント 奇跡の地球紀行

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宮本亜門が行く!ブータン最大の祭り「建国記念日」〝幸せの国〟の秘密を見た!

ヒマラヤ山麓にあるブータン王国は、まさに世界の秘境のひとつ。
一歩足を踏み入れると、まるで江戸時代の日本にタイムスリップしたかのような世界が広がっています。国民のほとんどが民俗衣装の「ゴ」や「キラ」を着て生活し、殺生を禁ずる仏教の教えが人々の心に行きわたり、他の生きものたちと共存する暮らしが定着しているのです。

旅をするのは、世界を舞台にして活躍する演出家の宮本亜門さん。
"世界一幸せな国"と呼ばれるブータンで"幸せのカタチ"を探し求めます。果たして、答えは見つかるのでしょうか??
「ネイチャードキュメント、奇跡の地球紀行」。
記念すべき第1回目は、最高画質を誇る4Kカメラで撮影しました。奇跡の絶景を奥行きのある臨場感たっぷりの画質でお楽しみください。

〔建国記念日に巨大仏画と遭遇!ブータン最古の寺を訪問〕
宮本亜門さんがブータンに降り立ったのは、ブータンの建国記念日。去年の12月17日です。敬虔な仏教国が伝統的な祭りで賑わう特別な日でした。
亜門さんが訪ねたのは、ブータン最古の建築といわれる寺「シムトカ・ゾン」。ここに「タンカ」と呼ばれる古代の仏画が保存されていました。ブータンの人々の心を描いたというこの絵。亜門さんは何を感じたのでしょうか・・・?

〔国民の憧れ!ワンチュク国王夫妻の言葉に感激〕
東日本大震災の後、来日したワンチュク国王夫妻は被災地を訪れ、励ましの言葉を残してくれました。福島県相馬市の小学校で子供たちに語りかけた言葉があります。
「私たちの心の中には"龍"がいます。"人格"という龍です。
私たちみんなの中にいて、"経験"を食べて成長していきます。
だから、私たちは日増しに強くなるのです。
みなさんも自分の"龍"を大きく強く育ててください」ブータンの建国記念日には、その国王が毎年、国民に向けて特別な言葉を贈ります。亜門さんが訪ねたこの日、国王は果たしてどんな言葉を残したのでしょうか?

〔標高3000メートル!4Kカメラが捉えた奇跡の絶景〕
ブータンはヒマラヤ山脈の麓に貼り付くように人々が暮らしています。
標高200メートルから7000メートルという世界一の高低差のある国で、人々は標高1200メートルから3000メートルほどの間で生活しています。
殺生を禁ずる仏教の教えが人々の暮らしに溶け込み、植物、昆虫、動物・・・、様々な生きものたちが棲息する秘境を形成しています。
生物多様性の宝庫、そして、澄み切った大空の元に、まさに奇跡の絶景が広がっていました。

〔世界一幸せな国の秘密を発見!"ツル"が降り立つ村〕
GDP(国民総生産量)ではなく、GNH(国民総幸福量)を大切にしているブータン王国。世界一幸せな国・・・、その秘密を解き明かしたいと思ってやって来た宮本亜門さんが、その秘密の一端を見つけた村があります。毎年冬になるとオグロヅルが降り立つ村です。ツルは古来より仏の使いとして大切にされてきました。
この村ではオグロヅルが飛来してきた時に電線に引っかからないようにと、地下ケーブルにしているのです。しかも、電力は国土の高低差を利用した水力発電。自然との融和を第一に考え、人間だけでなく他の生きものたちとの共存を大事にしているのです。人々が"幸せ"を感じる暮らしの基本がそこにはありました。

〔15歳の少年仏教徒に密着!ついに見つけた"幸せのカタチ"〕
ブータンの首都ティンプーで出会った15歳の若き少年僧侶の里帰りに宮本亜門さんが密着しました。
パロという街に住んでいるのは、少年の母親と幼い弟と妹。
厳しい修行を続けている少年を優しく包み込むように迎える母親。そして、兄を慕う弟と妹。そこには愛に溢れた家族の姿がありました。
美しい風景に囲まれながらも、ここに住む人々にとっては、暮らしを築くには苛酷な自然環境でもあります。
そんな中で、お互いを信頼し、愛情深く助け合う家族の姿・・・。
宮本亜門さんは、確かに"幸せのカタチ"を見つけたのです。