「2009年 日本経済を占う」
サブプライム問題に端を発した金融危機によって世界経済を襲った大不況。
日本経済も急激な景気の冷え込みに襲われ、自動車業界をはじめ輸出関連企業などが工場一時閉鎖などによる、派遣社員切りなど負の連鎖が始まった。
2009年 日本経済はどうなるのか?
「金融」「小売」「不動産」の分野のキーパーソンとなる各経営者に今年の日本経済の行方を聞いた。
ゲスト
1)松本 大 (マネックス証券 社長CEO)
2)新浪 剛史 (ローソン 社長CEO)
3)岩沙 弘道 (三井不動産 社長)
番組では、各ゲスト共通の質問をフリップに書いてもらった。
1. 昨年を 1字で表すと
2. 今年の景気予測は
3. 日本経済を元気にするキーワードは
各氏の答えの中に現在の日本経済の現状分析、そして世界経済を襲った未曾有の大不況を乗り切るための指針が語られている。
松本 大 (マネックス証券 社長CEO)
1963年、埼玉県生まれ。東京大学法学部卒業後、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券に入社。90年4月、ゴールドマン・サックス証券へ転職。92年5月にヴァイス・プレジデント、94年11月には、30歳で同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任する。創業者を除き、英語圏外で教育を受けた初のパートナーとなる。98年10月、同社を退社。当時のソニー社長・出井氏に提案を持ちかけ、99年4月、ソニーと共同出資でマネックス証券を設立、代表取締役社長に就任。2000年8月、東証マザーズ上場。04年8月、日興ビーンズ証券と共同持株会社、マネックス・ビーンズ・ホールディングス設立。05年12月、マネックス証券と日興ビーンズ証券が合併したマネックス・ビーンズ証券の商号をマネックス証券に変更。01年5月には、米経済誌フォーチューンで「次代を担う世界の若手経営者25人」の1人に選ばれた。著書に『10億円を捨てた男の仕事術』(講談社)など多数。
新浪 剛史 (ローソン 社長CEO)
1959年、神奈川県横浜市生まれ。
慶応義塾大学卒業後、三菱商事に入社。 学生時代はバスケット部に所属。怪我で引退してからは、体育会本部の運営に関わった。アメリカ人の友人との出会いからアメリカに興味を持ち、後に留学。ハーバード大学経営大学院でMBAを取得。 2000年、三菱商事がローソンの筆頭株主となり、組織風土の改革のため新浪氏がローソンに送り込まれる。2002年の社長就任直後に手がけたプロジェクト「おにぎり屋」が、価格が高いにも関わらず素材にこだわる一般客の支持を得てヒット。まったく畑違いの業種から飛び込んできた、若い社長に対する人々の見方に変化が起きた。 その後も全国のローソン店内への郵便ポスト設置、TSUTAYA会員へのポイント付与、地域の特色を生かして新たな客層を呼び込む新店舗展開など、次々に戦略を打ち出している。
岩沙 弘道 (三井不動産 社長)
1942年愛知県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業 昭和42年3月 慶応義塾大学大学院法学研究科修了 職歴 昭和42年4月三井不動産株式会社入社 平成4年4月開発企画部長 平成6年4月プロジェクト企画本部プロジェクト第一企画部長 平成7年4月プロジェクト企画本部プロジェクト第一企画部長 兼プロジェクト企画本部建設部長 平成7年6月取締役 プロジェクト企画本部プロジェクト第一企画部長 兼プロジェクト企画本部建設部長 平成8年4月常務取締役 プロジェクト企画本部長 兼プロジェクト企画本部建設部長 平成9年4月常務取締役 プロジェクト企画本部長 兼プロジェクト企画本部建設企画部長 平成9年6月代表取締役専務取締役 プロジェクト企画本部長 兼プロジェクト企画本部建設企画部長 平成10年4月代表取締役専務取締役 資産マネジメント本部長 平成10年6月代表取締役社長