人生を変える7日旅
放送内容
♯29 亡父・逸見政孝の足跡を辿る…逸見太郎×大阪
元フジテレビアナウンサーの故・逸見政孝の長男で俳優の逸見太郎が、亡き父の素顔をたどりに、父の生まれ故郷・大阪を訪れる7日間。
ことし43歳を迎える逸見。父・政孝がフリーになった年齢だ。今の自分と同じ歳の時に大きな決断をした父。父はその時、何を考えていたのか…。聞きたくても、父はもうこの世に居ない。自分もその年齢になった今、今後の自分はどういう道を歩くのか、いや、歩きたいのかを、立ち止まって考えてみた。
俳優として活動していたが、6年前に抜てきされ、情報番組の司会を務め、そのことがきっかけで、父と同じキャスターという仕事に目覚める。
いつも仕事に忙しく、じっくり話したことも無かった父の本当の顔を知っているのだろうか。これまで42年の人生、自分が悩んだ年齢で、父は何を考え、どう乗り越えてきたのか。自らの新たな一歩を踏み出すために、父の足跡をたどる旅に出る。
旅は、父・政孝が生まれ育った大阪の下町・阿倍野区阪南町から始まる。生家は五軒長屋だったというが、今やマンションや駐車場が並び、当時の面影はほとんどなくなっていた。わずかな情報を頼りに、父の少年期を知る人を探す。やがて、意外な人と出会い、父の青春時代、知らなかった人物像を知る。そして死の直前、がんと闘いながら一体何を思っていたのか、父の無二の親友から知らされることになる。