人生を変える７日旅

♯12 清水宏保×屋久島

選手として、世界各国を旅してきた清水宏保。
舞台に選ばれたのは屋久島、鹿児島県の南部に位置し、現役時代には
行く機会などなかった。樹齢１０００年を超える屋久杉を始めとした
原始の自然、それが持つ癒しやパワーに以前から魅かれていた。

屋久島の語源は「薬島」健康な暮らしが根付く島。
清水さんが、４月から大学院で学ぶ医療研究、その先に見据える自身の
新たな道。不思議なくらい今の自分と屋久島という舞台が連動する。

屋久島で真っ先に向かったのは縄文杉、標高１３００mの山あいにテン
トを張り一泊。朝焼けの雲海の中、太陽に照らされる縄文杉の神秘。
大自然の癒しを前に、旅は屋久島でセカンドキャリアを送る様々な人と
出会うという新たな目的を持つ。

実は屋久島には移住し、様々なセカンドキャリアを送る人々が多い
屋久杉を有効活用しアロマを作る名古屋から移住した若き女性
一家で移り住み民宿を営む家族。また、波乱万丈の人生の末に
農業には不向きな屋久島の土壌で無農薬野菜を育ってる老人。
スキューバダイビング、ヨガのインストラクター。
十人十色のセカンドキャリア、屋久島を舞台にした生活の糧。

清水さんは、様々なセカンドキャリアを送る人々と出会うという、
旅の醍醐味を通して、自分の未来を展望し、豊かな暮らしの大前提であ
る健康に思い至る
それは、自身が子供の頃から喘息を煩い、それに打ち勝った経験。
さらには現在、整骨院、介護施設を営み、大学院で医療研究を始める
今の自分、充実したセカンドキャリアに向けて、新しい視点を学ぶ。