ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~
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12月17日(土)
ゲスト:火野正平(俳優)
ゲスト×インタビュアー
火野正平(俳優)×野際陽子(女優)
インタビュアーは、火野と何度も共演経験のある女優・野際陽子が務める。火野へのインタビューが決まった後、野際は初共演したことを鮮明に思い出したという。当時、火野は20代後半、数々の浮名で“芸能界一のプレイボーイ”と呼ばれていた時期だった。まるでその場を見ていたかのように、当時のことを話す野際に、さすがの火野もタジタジの様子…。ただ、有象無象のスキャンダルの中、素顔を間近で見て来た野際は、なぜ女性たちがひきつけられるのか、その理由を感じ取っていた。
12歳の時、児童劇団に入り、俳優人生をスタート。あまり知られていない子役時代のエピソード、本名の二瓶康一から火野正平への改名、そして出世作となった大河ドラマ「国盗り物語」の話まで…昔話に花が咲く。
近年、火野がずっと渇望しているのが、“芯”のある時代劇の復活。「必殺仕置人」「長七郎江戸日記」など、多くの名作に出演してきた火野は、作品に情熱を注ぐ多くの名優やスタッフたちのエピソードを交えて、時代劇への熱い思いを語る。この先やってみたいと考えている時代劇のアイデアも披露。その題材は「忠臣蔵」。少し違った角度から見た赤穂浪士の討ち入りは、野際も「面白そう」と太鼓判を押す。
そして、プライベートの話題へ。火野は30年以上、夏の1カ月をハワイのカウアイ島で過ごしている。大自然の中、“何もしない生活”とは?
近年は、自転車で全国を巡る番組で見せる飾らない人柄が人気を博している。自転車に乗ることで気付いたこと、変わったこと、素直な今の気持ちを明かす。
そして最後に、これからやってみたいことを教えてくれた。野際はもちろん、番組スタッフも、ぜひ見てみたいと思った火野の願いとは? 抱擁で始まり、抱擁で終わった今回のインタビュー。笑顔の絶えない温かな雰囲気の中、素顔の火野正平があぶり出されていく!
12月18日(日)
ゲスト:橋本大二郎(キャスター)
ゲスト×インタビュアー
橋本大二郎×宮嶋泰子(テレビ朝日スポーツコメンテーター)
1947年、東京生まれ。父の龍伍は大蔵省の役人から衆議院議員となり、吉田茂内閣で厚生大臣、岸信介内閣で厚生大臣・文部大臣を歴任した。10歳年上の兄・龍太郎は後に総理大臣となった人物。いつも“大ちゃん”と呼んでかわいがってくれる優しい兄だった。激務の中、家族と過ごす時間を大切にしていたという父を中心に、橋本少年は穏やかな幼少期を過ごす。
高校1年生のときに父親ががんのために他界。橋本は父の遺品の中から、父の再婚に関する記事を見つける。兄と自分は異母兄弟であることを初めて知った瞬間だった。しかし、ショックを受けるどころか、これまで異母兄弟であることを態度に一切出さなかった兄や、分け隔てなく自分と兄に接していた母親に感謝したという。
慶応大学法学部を経て、NHKに入局。その後NHKの報道番組に社会部キャスターとして出演。昭和天皇の闘病・崩御などを伝え、その落ち着いた語り口で全国に顔を知られる存在となった。そんな橋本のもとには衆院選や都知事選など、政界入りのオファーが届くようになる。中でも高知県に住む高校時代の友人から、県知事選への熱烈な誘いを受けた。知事選出馬を要請する署名活動まで起こり、縁もゆかりもない土地で知事選に出馬する決意を固める。そして見事、当時最年少44歳での知事当選を果たした。旧来の考え方を踏襲せず、正しいと思えることを貫いた。官官接待を全廃するなど“改革派知事”と呼ばれ、その手腕が高く評価された。
2014年4月からは24年ぶりにテレビのキャスターに復帰。1日およそ3時間もの生放送に全力投球している。人生のターニングポイントで、時に自然に、時に豪胆に向き合い、さまざまな経験を積み上げてきた橋本大二郎。そんないくつもの顔をあわせ持つ、橋本の素顔に、テレビ朝日スポーツコメンテーター宮嶋泰子が迫る!