ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~
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8月2日(土)ゲスト:黒田知永子
モデル・黒田知永子が年齢を重ねる度に、彼女をメインモデルとした新しいファッション誌が生まれ、その雑誌はブレークする。…そんな現象が出版業界にはある。
モデル・黒田知永子は現在、53歳。 1980年19歳の時、スカウトされファッション誌「JJ」の専属モデルとしてデビュー。女子大生の憧れのモデルとなったが24歳の時に引退。その後、 28歳で結婚し翌年には長女が誕生した。
復帰後、41歳の時、より対象年齢層を上げた「STORY」が創刊。専属モデルとなった彼女は、「おしゃれな40代の代表」や「カリスマ主婦」として再び大ブレーク。妻として母親として、そして何よりも女性として年齢を重ねても、若々しく輝く姿が女性たちの憧れの的となる。
その後、シングルマザーとしての道を決断。強く前向きな彼女の生き方に多くの女性が共感し、支持を得る。2009年には「ベストマザー賞」を受賞し、さらなる人気を得た。
多くの女性やファッション誌業界が支持する「黒田知永子の魅力」とは!? 黒田自身、「女性は20代で結婚、専業主婦になれば幸せになれる」と信じていたというが、「モデル復帰」や「離婚」を選んだ背景とは!?
インタビュアーは、「STORY」を編集長として立ち上げた山本由樹。現在は月刊「DRESS」編集長を務める山本が、苦楽を共にした黒田知永子の半生をひも解く。
8月3日(日)ゲスト:坂東三津五郎
日本の伝統芸能を背負って生きる歌舞伎の看板役者、十代目坂東三津五郎。 一歳で初舞台を踏み、八十助の名で芝居を磨き、歌舞伎界きっての人気者に成長。そして44歳で三津五郎を襲名。今年、芸歴53年を迎える。
しかし昨年、歌舞伎の最前線を走り続けてきた坂東三津五郎の身体に異変が起きた。すい臓がんの発覚。三津五郎は治療に専念するため、舞台からの降板を決断。 そして一年の療養期間を経て、今年8月から始まる納涼歌舞伎で本格的に復活する。役者一筋の人生で初めて舞台から離れた一年という月日は、坂東三津五郎にとって、どのような時間となったのか?本音を激白する。
さらに、秘蔵映像とともに、役者人生の全てを語りつくす。 名跡を継ぐ者として生まれ、世襲を義務付けられた人生への葛藤とは? 幼少期から互いの感性を刺激し合った亡き盟友、中村勘三郎との約束。 勘三郎亡き今、三津五郎が決心した使命とは?
そして、跡取りであることに激しく抵抗した長男、巳之助との親子の絆。 息子の反発に父、三津五郎が決断した事とは?
インタビュー場所は、歌舞伎座からほど近い、三津五郎御用達の馬肉料理店。熊本から仕入れる絶品の馬肉料理に舌鼓を打ちながら、映画監督、ヤン・ヨンヒが三津五郎の本心を聞き出す。