ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~

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5月3日(土)ゲスト:草間彌生

水玉や網目をモチーフにした前衛的な作品を作り続け、「世界のクサマ」「水玉の女王」として知られる芸術家・草間彌生。 2008年、クリスティーズのオークションで、初期の作品が約5億5400万円という高値で落札され、また2012年にはルイ・ヴィトンとコラボレーション・アイテムを販売するなど、85歳になった今も、その人気は衰えを知らない。

常に先駆的で、誰も真似できない作品を作り続けてきた「水玉の女王」の生き方、存在に迫るべく、スポーツキャスター・松岡修造が直球インタビューを敢行する。

子供の頃から幻覚・幻聴に悩まされ、それを描くことが創作の始まりであったという草間。作品の特徴である水玉は、10歳にして描いた肖像画に、既にちりばめられている。 何故、草間は水玉を描き続けるのだろうか?水玉にこだわる理由とは?

1950年代に単身渡米し、「ハプニングの女王」という過激なパフォーマンスを繰り返していた時は、権威や偏見、世間と戦っていた草間。それが認められず、長く不当な評価を受けてきたという。しかし、1980年代から草間の評価が高まり、2000年代に入ると空前の草間ブームが訪れる。多くのアーティストが「草間のファンである」と公言、若者にとっては、カリスマアイドルのような存在にまでなった。

創作を続けることは、常に命がけの戦いだという草間。常に戦いを続けるのはいったい何故なのか?また誰も真似できない作品を作り続けてきた訳、そして前衛的な生き方を貫く理由は何なのか?

今年85歳になった草間だが、創作の情熱は一向に衰えず。 最新作を制作中という四方を絵に囲まれたアトリエで行われたインタビュー。惜しげもなく、次々と作品を公開していく草間。突然の詩の朗読から、長年草間と共にしてきたスタッフでさえ知らなかった、作品の意外な事実まで、撮影時間を大幅に延長し、草間ワールドがさく裂した。 松岡修造が、稀代の芸術家の実像に迫る。

5月4日(日)ゲスト:星野佳路

1904年創業の軽井沢の老舗旅館、「星野温泉」の4代目として生まれた星野リゾート社長・星野佳路。 インタビューの場所は、「星のや軽井沢」。プライベートですでに2度訪れているという野際陽子が、日本の観光業に変革を起こそうとする注目のリゾート経営者、星野佳路の素顔を引き出す。

アメリカの大学でホテル経営学を学び、実家のリゾート会社を継いだ星野。しかし、古い旅館業の考えが残る従業員たちは、星野の新しいやり方についていけず次々と退職。人手不足に陥り、経営の危機に追い込まれた。その苦境をいかに乗り越えたのか?そして、その経験からたどり着いた、現在の星野リゾートの革新的な組織のあり方に迫る。

そして現在、星野が掲げるリゾート運営の合い言葉は、『日本の観光をヤバくする』。温泉旅館は日本のテーマ・パークと考え、世界に日本の温泉旅館・リゾートの魅力を発信し続ける星野が描く、これからの日本の観光業の姿とは?

中学生まで軽井沢で育った星野さんの趣味はスキー。年間60日の滑走を目標にしているというほどだという。一方インタビュアーの野際も、実はスキー歴60年の大ベテラン。先代の温泉旅館の時代から軽井沢を訪れていたという野際と、幼いころのスキーの思い出を辿りながら、星野が観光業の在り方を語る。

星野の「おもてなし」の魅力を堪能しながら、野際陽子が「観光のカリスマ」の素顔に迫る。