いにしへ日和

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ストーリー

【静岡】伊東・伊東の湯

三大将軍、徳川家光は、 40代半ばを過ぎると病気がちになり、 伊東温泉の湯を船で江戸へ運び、温泉療養を始めます。 その快復ぶりはめざましく、伊東温泉の名は天下に広まりました。 そんな伊東温泉のシンボルと言えるのが、東海館です。 木造3階建ての堂々とした建物は、階ごとに3人の棟梁の競作したもの。 1階は、変木を生かした個性的な作り。2階は、網を干す風景を図案化した 書院障子が特徴。そして3階の大広間は、格子柄の天井のレトロな 照明が、あたたかな光を放っています。 15年ほど前、東海館は旅館業の幕を下ろしますが、戦前からの 伊東温泉の情緒を残す貴重な建物として、市の文化財に指定され、 今も、観光・文化施設として人々に愛されています。