いにしへ日和

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ストーリー

【宮城県】松島町・円通院

日本三景のひとつ「松島」。その松島を臨む地に建つのが円通院です。 伊達政宗の孫、伊達藩三代目当主・光宗の菩提寺として建てられたこの寺は1647年に創建され、名匠、小堀遠州によって作られた美しい庭園とともに人々に親しまれて来ました。 境内にある三慧殿(さんけいでん)には、わずか19歳で亡くなった光宗の御影を納めた厨子が納められています。その厨子を彩っているのが、バラ、水仙、ハート、スペードなどの図柄。これは、正宗の命で渡欧した支倉常長が持ち帰ったヨーロッパ文化の影響と伝えられ、バラはローマを、水仙はフィレンツェの町を象徴しているといわれています 東北の雄、伊達家屈指の調度品を眺めながら、若くして命を落とした王子へ思いを馳せます。