関口宏の「美しき日本の田舎」~十人十色の移住物語~
お知らせ
【放送日時】
2015年12月29日(火)午後5:00~7:00 再放送
番組概要
近年、都会を離れ田舎に移住する若者や家族が急増!
時代の流れに逆らうかのような現象、その根底にあるものとは?
関口宏が瀬戸内海に浮かぶ小豆島からレポート!!
リーマン・ブラザーズに勤めていた若者は、破綻後、田舎に移住。地域の産品を販売する会社を起業し、全国を奔走している。また、歴史あるお寺の副住職は移住者、しかも元システムエンジニア。さらに、40年ぶりに塩造りを復活させたのは、土木建設の仕事をしていた移住者…。2040年までに多くの市町村が消滅の危機にあるといわれる中、一昔前まで不便でダサいとまでいわれた田舎に移住を希望する若者や家族が増加している。東京で地方への移住相談会を主催する「ふるさと回帰支援センター」によれば、相談者数は7年前に比べ4倍。年齢層も20〜40代という若者が増加している。
この番組の主な取材先は、香川県小豆島。映画「二十四の瞳」、「八日目の蝉」のロケ地として、また、オリーブ、しょう油、そうめんなどの地場産業や、中山千枚田といった豊かな自然が残り、毎年100万人以上が訪れる観光地だ。しかし全国の市町村同様、高齢化と過疎が進み、昨年、日本創成会議が発表したデータによると、2040年に消滅してしまう危険がある自治体に名を連ねている。
将来が決して明るくない島になぜ移住するのか、一体、島にはどんな魅力があるのか。関口宏が、移住者の姿を追いながら、小豆島の知られざる歴史や文化を紹介していく知的情報番組。
島の伝統「肥土山農村歌舞伎」の舞台に初めて立つ移住者親子。廃業寸前だった家業、しょう油屋を立て直しにUターンした男。元リーマン・ブラザーズ社員が、しょう油とそうめんを手に全国を奔走! 直感で決めた、システムエンジニアからお坊さんになった移住者。米、野菜、塩、みそ、自給自足夫婦…。そして、移住者と地元の人が交流する大人気イベントに潜入。島の文化を伝える地元小学校の課外授業に、関口宏さんも参加!移住者が主催、歌舞伎舞台で初となる音楽祭とは?昔から、よそ者、わか者、ばか者が地域を変えるという。地元の人は移住者をどうとらえているのか?そして、地域が再生するために必要なこととは何か?幸せとは、豊かさとは…ちょっとまじめに考える。