映画情報

2015年2月9日
東京国際映画祭観客賞受賞のキム・ギドク制作・脚本『レッド・ファミリー』のBD&DVDが4月リリース

隣に引っ越してきた、人も羨む理想的家族の正体は、実は北朝鮮スパイだった――。第26回東京国際映画祭で圧倒的な絶賛評で観客賞を受賞した話題作『レッド・ファミリー』。オリジナリティ溢れる設定に加え、本作最大の見どころは、ラストに待ち受ける、想定外の“仕掛け”!失態により窮地に陥ったスパイ集団が見せる驚愕の結末に、誰もが目を奪われ、涙腺を刺激される。鬼才キム・ギドクが南北統一への祈りを込めた、異色のサスペンス・ドラマだ。
誠実な夫、美しい妻、優しい祖父、愛らしい娘―。彼らは人もうらやむ理想の家族だ。しかし一度家に入ればすべては一変。彼らの正体は、妻役をリーダーの北朝鮮のスパイ集団だった。そんな彼らの隣に住む韓国人一家では、くだらない家族げんかが日々繰り広げられている。「資本主義のバカなやつら」とののしりながらも、そんな隣の「ダメ家族」の様子に、スパイたちは淡い憧れを抱き、ニセ家族同士でも心を開き始める。そんな中、夫役の男の祖国の妻が脱北に失敗したことから彼らは窮地に陥る。リーダーは、名誉挽回しようとするが、逆に大失態を犯してしまう。絶体絶命の4人に下された指令は「隣の家族の暗殺」だった――。
『レッド・ファミリー』のBlu-ray&DVDには、映像特典としてイ・ジュヒョン監督が本作の誕生秘話などを語った来日インタビューなどが収録され、4月2日にリリースされる。