映画情報

2015年1月12日
チョン・ウソン主演、愛欲サスペンス『愛のタリオ』が2月7日より公開

美しき純愛に裏切りが訪れた時、男と女は破滅へと堕ちて行く――。『私の頭の中の消しゴム』『監視者たち』やドラマ『パダムパダム -彼と彼女の心拍音-』などで人気の俳優チョン・ウソン主演、イム・ピルソン監督の愛欲サスペンス『愛のタリオ』が2月公開される。
ソウルの大学で不祥事に巻き込まれ、片田舎の講師として赴任してきた教授ハッキュ(チョン・ウソン)は、退屈な毎日に懲り懲りしていた少女ドク(イ・ソム)と、激しい愛に溺れる。しかし、ハッキュは復職することになり、妊娠したドクを中絶させソウルへと戻ってしまう。しかし、ドクからは執拗な連絡があり、ハッキュは手切れ金を渡して別れようとする話し合いの最中にドクの家が火事になり、母が死んでしまう。時を同じくして、ハッキュの度重なるスキャンダルが原因でうつ病にかかっていた妻が、娘の前で自殺する―。 8年後、ハッキュは作家として名声を浴び放蕩な日々を送っていたが、高校生になった娘のチョン(パク・ソヨン)は母の自殺が父ハッキュのせいだと思い憎しみを抱く。そんな折、ハッキュは病気で徐々に視力を失っていった。そんなハッキュの前に現れた女セジョン。目がほとんど見えないハッキュはセジョンがドクだとは気づかず依存していく。そしてチョンもまたドクにある想いを抱くようになり…。
教師と生徒の禁断の愛に始まり、不倫、裏切り、欲望、嘘そして死が絡み合い、予想だにしない展開へと進んでいく『愛のタリオ』。盲目の父親の目を治すため海に飛び込み犠牲となる娘を描き、孝行と美徳と称される韓国民話「沈清伝(シムチョンジョン)」を、本作では赤裸々な人間の愛と欲望の童話として生まれ変わらせた。数々の作品で多様な姿を披露してきたチョン・ウソンだが、本作では過激な濡れ場にも挑戦し、41歳とは思えない肉体美も披露。相手役の女優イ・ソムも迫真の演技で存在感を見せている。
『愛のタリオ』は2月7日、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開。