映画情報

2014年11月10日
「コリアン・シネマ・ウィーク」ゲストに『チラシ:危険な噂』主演キム・ガンウが来日

「コリアン・シネマ・ウィーク2014」が 10月24~29日の6日間にわたり、 韓国文化院ハンマダンホールにて開催された。
今年で14年目を迎えた「コリアン・シネマ・ウィーク」は、韓国映画を通じて韓国の映像文化とともに韓国の多様な文化や社会、さらには韓国人の情緒などを紹介し、韓日の文化交流の促進と友好親善関係の増進に寄与することを目的に作品性の高い幅広いジャンルの韓国映画を上映してきた。今年は、多様なジャンルの日本未公開の作品をはじめとする最新作品7作品が上映された。
そのなかの1作、『チラシ:危険な噂』に主演した俳優キム・ガンウがゲストとして来日。25日の上映後にティーチインを行った。キム・ガンウは、映画の中の姿とは違い、ヒゲをたくわえ、体も大きくなって登場。「次回作の撮影に入っているため」と明かした。「『チラシ:危険な噂』は久しぶりに見た」と言い、一番苦労した点を問われると「ずっと走り続け、殴られて続けていたところ」と答えて笑った。街中を、車を追い走り回るシーンの撮影は土・日曜を4週間かけて撮影したそうで、「全力疾走するということで、週末が近づいて来るたびに不安になったことを記憶している。足も痛かった」と振り返った。また、劇中殴られた相手、パク・ソンウンについて「あまりにもなぐられすぎた」と笑い、「彼はアクションを専門的に習った俳優で、ちゃんと習っていない人になぐられるとけがをしたりするが、彼は非常に(アクション演技に)長けていたので、けがをしなかった」と語った。
そして最後には、「『チラシ』のみならず、韓国映画に多大なる関心を寄せていただき感謝いたします。これからも、もっと多様な映画を上映してほしいし、映画のみならず、韓国のほかの文化にも興味を寄せていただきたいです」と締めくくった。