映画情報

2014年5月19日
若手監督イ・インチョルの初短編作品「合コン屋」がカンヌ映画祭ショートフィルムコーナーへ正式出品

韓国で映画製作の演出部を経験し19歳で来日して以来、日本を拠点に活躍する若手映画監督イ・インチョルの初短編作品「合コン屋」が、2014年第67回カンヌ映画祭ショートフィルムコーナーへ正式出品が決定した。
日本社会で、出会いやコミュニケーションの特徴とも言える合コンをモチーフに、若者に宿る普遍的なテーマを描いた本作。日韓の文化を超え、若い男女の繊細に揺れ動く感情と、心の変化を映し出した作品だ。
バーに居座る未成年の女子学生、福島。自分だけの秘密だが、合コンをセッティングする「合コン屋」をしている。福島が居座るバーのマスターは、スマホゲームばかりして過ごしている福島を心配しながらも、どこか楽しそうだ。最近この店では毎日のように合コンが行われている。頻繁に合コン屋へセッティングを依頼する男性客の金城は、いつも飲み過ぎて潰れてしまうが、合コンへの参加をやめようとしない。そんな金城は、合コンゲームを作ったゲームプロデューサーでもある。ある日、また酔いつぶれて合コンに失敗した金城は、カウンターで二人きりになった福島に話しかける。金城の話を聞き、初めて知った二人の意外な接点に、福島の心が揺れ動く。
出演は菊池友里恵、Tadamaro、小野孝弘ほか。プロデューサーのLee 睦はシナリオも手掛けている。
『合コン屋』オフィシャルHP http://www.strikingly.com/gokon-ya