映画情報

2014年4月28日
ソン・ガンホ主演、チョ・ジョンソク、イ・ジョンソクも出演の『観相師-かんそうし-』が6月公開

韓国で大ヒットし、第50回大鐘映画賞で、最優秀作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、衣装賞、人気賞を受賞した『観相師-かんそうし-』(配給:ツイン)の日本公開が決まった。
朝鮮王朝史上、最も凄惨な覇権争いとして知られるクーデター「癸酉靖難(ケユジョンナン」をモチーフにした本作。「癸酉靖難」とは、『王女の男』や『王と妃』など韓国の歴史ドラマでもおなじみの幼い国王端宗の即位1年後の1453年10月に、国王の叔父にあたる首陽大君(のちの 世祖)が、キム・ジョンソら高官を殺害して政権を奪取した事件だ。
この激しい政争にほんろうされることになる観相師に『グッド・バッド・ウィアード』『スノーピアサー』などのソン・ガンホが扮し、時代劇初挑戦とは思えない演技でさすがの名優ぶりを発揮。また暴君・首陽大君を演じたイ・ジョンジェも負けず劣らずのカリスマを見せる。ほか、『建築学概論』のチョ・ジョンソク、ドラマ『シークレット・ガーデン』で人気のイ・ジョンソク、『10人の泥棒たち』のキム・ヘス、ベテラン名優のペク・ユンシクらが出演。その顔ぶれだけでも期待感が募る。
「顔」を見るだけで性格から寿命まで全てを見抜く天才観相師ネギョン(ソン・ガンホ)は、息子や義理弟と送る貧しい生活から脱する夢を抱き、都の芸妓に招かれて観相業を始めた。その眼力は人々の運勢のみならず、殺人事件の真犯人をも暴くとあって、評判はたちまち宮廷にまで知れ渡る。やがて、“トラ”の異名を持つ優れた高官キム・ジョンソの信頼を得たネギョンは、宮中の要職に抜擢される。だが、皇帝の弟・首陽大君(イ・ジョンジェ)に“オオカミ”のように冷酷な「逆賊」の相を読み取ったことから、国家の命運と自らの人生を左右する謀反へと巻き込まれていく―。
『観相師-かんそうし-』は6月28日(土)よりシネマート新宿、シネマート六本木ほか全国順次公開。