映画情報

2014年4月7日
「新大久保ドラマ&映画祭」で『愛のバトン』主演イム・ジギュが舞台あいさつ

3月21日に「新大久保ドラマ&映画祭」のオープニング作品で日本未公開作品の『愛のバトン』の主演俳優イム・ジギュが来日、舞台あいさつを行った。イム・ジギュはドラマ『最高の愛』『ファントム』『逆転の女王』などの出演で知られる俳優。
『愛のバトン』は自殺を決意した元K-POPガールズグループのメンバーと、小児ガンを克服して新しい人生を生きる若者の出会いを軸にしたヒューマンドラマ。韓国の大手ポータルサイトDaumが制作費を寄付し、韓国での興行収益の70%をチャリティー団体に寄付したことで話題を呼んだ作品。
かつて小児ガンを患ったオニュ(イム・ジギュ)は、いつも笑顔を忘れない明るい青年。しかし社会の小児ガンに対する偏見や無理解を跳ね返すのは並大抵のことではない。かたや元K-POPガールズグループのメンバー、イェナ(シム・イヨン)は芸能活動をあきらめ、いっそ自殺しようと考えていた。そんな2人がある日、運命的な出会いを果たす。きっかけを作ってくれたのは、2人がボランティアをしている病院で治療を受けているガン患者の少年サランだった…。
イム・ジギュは「今回のオープニング作品に選ばれた『愛のバトン』は多くの方々に支えられて制作された映画です。多くの方々からいただいた愛をさらに大勢の皆さんへ、また今日この場に集まっている皆さまへと伝える映画でもあります。感動と笑い、そして回復のある映画です。韓国公開時の原題は『完全に大切な愛』でしたが、今回のために日本語タイトルを『愛のバトン』に変えました。この題名が示すように、韓流に関心のある皆さんへ愛を捧げる映画に仕上がっているのではと思っています。今は日韓関係がちょっと冷え込んでいる気がしますが、このイベントと『愛のバトン』という映画が、両国の関係を回復し愛を伝える小さな種になればと願っています。開催期間中は、愛がずっと満ちあふれたらいいなと思っています」と語った。
「新大久保ドラマ&映画祭」は、3月21日から30日まで開催され、盛況のうちに幕を下ろした。