映画情報

2014年1月27日
「ヨコハマ・フットボール映画祭」で韓国映画『裸足の夢』が上映

「世界中で僕たちを熱くさせてくれるフットボールと映画が日本ひとつになる!」
世界中で愛されているスポーツ、サッカーをモチーフにドラマを展開させ、世界の映画館を興奮・感動させてきた作品の数々を上映・顕彰し、映画とサッカー両方の魅力を発信していく、という個性的な「ヨコハマ・フットボール映画祭」(YFFF)。2011年に始まり、今年で4回目を迎え、2月8日から11日まで開催される同映画祭に、韓国映画『裸足の夢』が登場する。
2010年米アカデミー賞外国語映画賞韓国代表作品にも選ばれた同作は、長い内戦と貧困に苦しんだ東ティモールの子供たちが、始めて1年足らずでサッカーの国際大会に出場し、優勝するという実話を映画化したもの。
キム・ウォンガンは元実業団チームの選手として活躍したが、引退後に起こした事業に失敗し、新天地を求め東ティモールにたどり着く。だが最後の勝負地と選んだ東ティモールは、長年の植民地統治より独立したばかりで、内戦の傷跡と飢えが残る不毛の地であった。ウォンガンは何とか市街地にスポーツ用品店を開店させ、貧乏な子供たちにサッカーボールとシューズを与えてサッカーを教えることとなる。ある日、国際大会が広島で開催されるのを知ったウォンガンは子供たちに新たな挑戦をさせようと大会出場を決心する。自分が果たせなかった夢と東ティモールの希望のために。ある日、出場資金集めに奮闘するものの劣悪な経済事情で窮地に立たされたウォンガンに思いもよらぬ出来事が起こる…。
一人の韓国人監督と東ティモールの子供たちとの国境を越えた熱い友情を描いた本作は、そのほとんどを東ティモールで撮影、また2010年1月には広島市民1000人のエキストラを集め、大規模な撮影を行った。
主演は、パク・ヒスン(『作戦』『 南極日誌』)、コ・チャンソク(『義兄弟』『映画は映画だ』)。そして東ティモールチームを支援する日本人役で清水圭が出演し、感動的なクライマックスへ導く重要な役を熱演している。『オオカミの誘惑』『クロッシング』などのキム・テギュン監督作品だ。
「ヨコハマ・フットボール映画祭」では、本作をはじめ、日本未公開作品4本を含め9作品が上映される。スケジュール、チケット等詳細は、公式サイト(http://yfff.jp/)で。