音楽情報

2014年1月15日
“バラードの皇帝”シン・スンフン、4年ぶりの日本公演、会場酔いしれる

韓国を代表するシンガーソングライターであり、“バラードの皇帝”として知られる、シン・スンフンが4 年ぶりの来日公演「THE SHIN SEUNG HUN JAPAN LIVE 2013 ~GREAT WAVE~」を東京・中野サンプラザにて2013年12月26日に開催。
90年の韓国デビュー曲「微笑みに映った君」で登場すると、会場は歓喜の声に包まれた。そして、バラードはもちろんのこと、ロック、バラード、ジャズと多種多様の歌を披露し、観客はその歌声に癒されていった。
「I Believe」など人気のOST曲の数々も披露し、「オンマヤ」、「ロミオ&ジュリエット」では、オリジナルのダンスを指導すると会場が一つとなって踊る場面も。
また、つなぎでも、ファンを楽しませたシン・スンフン。歌手シン・スンフンとインタビューをする記者、お店のマスターと一人三役を演じた映像が流されると、会場は大爆笑に。
一転、ギターが運び込まれると、観客のリクエストに応えて即興で、一日遅れながらクリスマスソングを歌い、「どうしよう」(『天国の樹』OST)、「Love of IRIS」(『IRIS-アイリス-』OST)を楽しいトークも交えて歌った。
シン・スンフンのバラードは悲しすぎるくらい、悲しい歌が多いが、「そのくらい僕が経験した別れの痛みが悲しかった」と言い、「今の韓国では、このような悲しいバラードは望まれなくても、トレンドを追いかけるつもりはない。なぜなら、そういうバラードがあったからこそ、今の僕がいる。そして、日本には僕のバラードを好きな人がたくさんいるから」と思いを吐露。そして10月に発売された4年ぶり11枚目のアルバム「GREAT WAVE」からのタイトル曲「SORRY」、ファンキーな曲調の「Love Witch」では、ダンサーを従え黒いサングラス姿で踊った。
最後に、「これまで23年間やってきたが、この先、新たな20年もっといい音楽を作り続け、いろいろな姿をお見せします」と語り、「僕のことを忘れないで、どんなことがあっても幸せでいてほしい。もし皆さんにつらいことがあったら、僕の歌が皆さんの慰めの力になれれば…これからも心で歌うスンフンでいつづけることを約束します」とファンに誓ったシン・スンフン。これからも、もっとたくさんの歌声を届け続けてほしい。
なお、本公演の模様は『THE SHIN SEUNG HUN JAPAN LIVE 2013 ~GREAT WAVE~』のタイトルで韓国100%エンターテインメントチャンネルMnetにて2月9日深夜0時より独占放送される。