音楽情報

2012年8月8日
ソン・ホヨン、フルバンドによるライブ開催、「今後は歌手活動に集中したい」

7月22日、伝説のダンスグループgodのボーカリストとして活躍した歌手のソン・ホヨンが、フルバンドによるライブ「ソン・ホヨン with Band Live in Tokyo 2012」を東京・品川ステラボールにて昼夜2回開催し、ファンを熱狂させた。

「Call Me」「Friday Night」とダンスナンバーで幕を開けた。キーボードの弾き語りやバラード曲をしっとりと聴かせたかと思うと、「気持ちよい想像」などで客席に下りファンとともに歌ったり、最近気に入っているという「君一人」(『太陽を抱く月』OSTより)も披露。アンコールでは、テレビ番組『オペラスター』で準優勝を飾った彼らしく、ナポリ歌曲「カタリ・カタリ(つれない心)」を貫禄たっぷりに歌い上げるなど、メドレーを含む全22曲を披露した。

公演終了後には会見が行われ、「1日だけでは残念」と言い、「13年駆け抜けるように活動した。歌手以外の活動もやってきたが、今後は歌手活動に集中したい」と語った。またファンへ「日本のファンが大好きで本当に会いたかった。感謝の気持ちと頻繁に会えず申し訳ない気持ちです」とメッセージを送った。
また、ライブ前日に行ったインタビューで、新アルバムの進捗状況を尋ねると、「一番重要なことは『良い曲をたくさん集める』ことだと思い、いま良い曲を集めている最中」だと語った。アルバムは早ければ9月中旬には発表する予定で「期待してほしい」とPR。また、なぜ『オペラスター』に挑戦したのかを尋ねると、父親がオペラの大ファンだったことがきっかけの一つと話した。「オペラは歌手が感動を伝え、ミュージカルは歌詞が重要で、ポップスはスケールが大きく、リズム感が重要。それぞれにそんな違いを感じている。最初は挑戦することを止めようと思ったが、今は良かったと思っている。それは今後の自分が発展するために良い影響があると感じた」と、まったく違うオペラという分野へ手ごたえを感じたようだ。最近のK-POPブームについては「後輩たちを見て、心強く誇りに思う。世界的なブームも後輩たちが頑張っているから」と褒めながらも「ただ、これから彼らがぶつかるであろう未来について、乗り越えられるか、と心配もしている」と後輩を気遣った。

「また日本にも良い曲を持って来たいと思っている。いままでなかなか来られなかったが、また近いうちにファンの皆さんに会えることを楽しみにしている」とのファンへメッセージでインタビューを締めくくった。