2008年7月10日
時代劇は十八番！イ・ジュンギ主演最新ドラマ『イルジメ』がヒット街道驀進中

5月に放送終了した『オンエアー』（パク・ヨンハ主演）に続き、イ・ジュンギ主演時代劇『イルジメ』が08年上半期のヒット作として話題を呼んでいる。5月21日、第1話が放送された今作は、同時間枠のソン・イェジン×チ・ジニ主演『スポットライト』と、ユジン×チョ・ヒョンジェによる『パパ3人、ママ1人』を押さえ、14.6％で視聴率トップを記録。その後、『パパ3人、ママ1人』からバトンを継いだ『太陽の女』（ハン・ジェソク、キム・ジス、イ・ハナ主演）も寄せつけず、メキメキと視聴率を伸ばし、現在、水木ドラマのトップを独走中だ。
『イルジメ』の見どころは、何と言っても主演イ・ジュンギの華やかで儚げな魅力だ。『王の男』でブレイクした彼にとって、時代劇はその容貌、漂う雰囲気からして十八番中の十八番。危うさと切なさ、そして無邪気さを混在させた彼が、幼少期の悲しい過去を背負い、義賊となった青年の陰の部分を、巧みに表現し、多くの視聴者を魅了している。また、クールな義賊ファッション、体を張ったワイヤーアクションなど、美しい映像も目を引くものがある。
また、イ・ジュンギのライバルでイルジメを追う義禁府羅将シフ役には『君はどの星から来たの』のパク・シフが扮し、カリスマ対決を繰り広げている。他にも、イルジメをはさみ切ない恋を展開する2人の女性には、『春のワルツ』のハン・ヒョジュ、『黄金の新婦』のイ・ヨンアが配され、若く瑞々しい魅力で時代劇という固いイメージの物語に新鮮さを与えている。
ストーリーも、汚職官吏の財産を盗んで貧しい人々を助けたという朝鮮後期伝説の侠客イルジメ（一枝梅）を主人公にした英雄物語として痛快さがあり、一方で、初恋を絡めた4人の男女のラブストーリーにも目が離せない展開となっている。
イルジメとシフの対決、恋の四角関係が本格化し、今後、視聴率30％越えが果たせるか、注目が集まっている。