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2009年2月16日
オダギリジョー、イ・ナヨン主演の『悲夢』が2月7日公開、初日舞台あいさつ

オダギリジョー、イ・ナヨン主演の『悲夢』が2月7日公開、初日舞台あいさつ

キム・ギドク監督・脚本の映画『悲夢』が公開され、主演のオダギリジョーとイ・ナヨンが、ヒューマントラストシネマ渋谷で初日舞台あいさつに臨んだ。
舞台あいさつ前に行われた囲み取材で、オダギリジョーは「キム・ギドク監督が人間的にいい人なので成功すれば、お客さんがたくさんが入ればいいなと思う。海外の監督の作品は初めてだったが、(監督が)いい人で、気を使っていただいて、気持ちよく撮影できた」と話した。コミュニケーションの方法は、との問いには「万国共通の酒」とし、よく飲みに行き、演技とか作品の話はほとんどせず、雑談をしていたと語った。
イ・ナヨンは「日本でこのような形で観客の皆さんと会うのは初めてで緊張しているが、楽しんでみてもらえればと思う」と話した。オダギリジョーについて「映画を見ていて、以前から好きな俳優だった。学ぶ点も多く、共演できて良かった」と語った。
二人の仲はどうだったのか、気になるところだが、オダギリジョーはイ・ナヨンのことを「繊細な人。お互いに人見知りの性格で、いまだに距離を詰められないでいる。でも(そういう感じは)きらいじゃない」とし、イ・ナヨンも「準備期間がなく、交流を深める時間もなかったが、映画でもそういう雰囲気だったので、無理はしなかった」と語った。プライベートで親しくなくても、その演技には「似ている」二人らしい空気感が感じられ、確かな演技力で素敵な作品に仕上がっている。
『悲夢』は2月7日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー公開中だ。