世界の船旅

ダイヤモンド・プリンセス 北海道周辺とサハリン

空前の日本観光ブーム真っ只中。日本を訪れる外国人は昨年史上最大の 人数に膨れ上がりました。そのムーブメントに乗って、クルーズ客船も続々と 日本に寄港しています。そんな中、日本生まれのプレミアムシップが定期的 に、日本発着クルーズを行いました。 総トン数１１万トンを超える大型客船、ダイヤモンド・プリンセス。 海外に行かなくても、憧れの外国客船の魅力を堪能できるうえ、日本発着 クルーズに先駆け大幅な改装を実施しました。今回はこの日本テイストの 感じられる 外国客船で北海道・青森・サハリンを回るクルーズを紹介します。 船の新しい注目ポイントは、洋上最大級の日本式大浴場。打たせ湯まで 備えた本格派です。各所に飾られた日本人形など船内施設の「和」の テイストは、日本人であることが誇らしく思えるほどです。また日本 発着クルーズ限定のイベント、カラオケなども開催し、日本人の好みを取り 入れたおもてなしが随所に感じられます。 プリンセスクルーズ恒例のシャンパンウォーターホールで華やかな船出を 迎えた船が誘うのは、豊かな自然が息づく北の大地。 貴重な動植物が生息する釧路湿原を訪れ、世界遺産の知床半島を海から 眺めながら、ロシアのサハリンへ向かいます。サハリンでは、異国の地に 今なお残る日本統治時代の面影を探し、運河クルーズが有名な小樽では 北海道開拓時代の経済的発展の象徴である旧日本銀行の小樽支店で 歴史の足跡に触れます。営業している銀行では見ることの出来ない、 分厚い扉の大金庫や、裁断前のお札など銀行内部の秘密を紹介します。 函館ではニシンで巨大な富を得たニシン御殿の迫力に圧倒され、青森 では十和田湖で最近人気のアクティビティに挑戦。ボートでしか入れない 小さな入り江の奥で発見された偉大な人物の姿とは？ 船旅だからこその風景とその土地の風土に触れて初めて知る、いつもと違う 日本の魅力を紹介します。

	「ダイヤモンド・プリンセス」
	横浜～釧路～サハリン（ロシア）～小樽～函館～青森