にほん風景遺産

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にほん風景遺産スペシャル 列島沸騰!日本の海祭り山祭り

2011年 家族が無事であること、健康であること、五穀豊穣であること、
その願いと喜びが今年ほど切実だった年はありません。
にほん風景遺産が訪ねた日本各地の祭り。
四季の国 日本には土地々々に祭りと願いがありました。

300年の伝統大分県日田の「祇園山鉾」では、今年、百年ぶりの山鉾の新調が行われ、これから百年へ繋ぐ熱気が、日田の暑い夏をさらに熱くしていました。青森「ねぶた」では鎮魂と復興への願い、ユネスコの無形文化遺産に認定された北海道アイヌの古式舞踊や送りは、自然と共に生きるためのメッセージを伝えます。
男性器と女性器をぶつける佐渡の奇祭「ちとちんとん」は、五穀豊穣・大漁・子孫繁栄を素朴に願い数百年もの間、続いてきました。東南アジアの祭りにも似た長崎・五島列島の「ヘトマト」は、かつて、島が文化の十字路にあったことを髣髴させます。
海には、海の道を辿り伝わった伝統の祭りがあり、山には、厳しい自然を生き抜くための知恵を込めた祭りがあります。
そこで出会った、先人たちの祈りを繋いだ人々。途絶えた祭りを復活させた若者たち。

「にほん風景遺産スペシャル」では、風景遺産案内人の加藤千洋が出会った日本の祭りを一挙に紹介、祭の熱気とそこにかける人々の想いを伝えます。