にほん風景遺産

【2013年8月6日（火）放送】
最北　楽園の島～利尻・礼文

日本最北の国立公園、利尻礼文サロベツ国立公園。この公園内には「花の浮島」と呼ばれる礼文島と標高1721ｍの独立峰、「利尻富士」と呼ばれる利尻山がそびえ立つ利尻島の２島があります。
今回、風景案内人・加藤千洋さんは利尻・礼文の違いを楽しみながら２島を旅します。
稚内から南西へ50キロの海上に浮かぶ利尻島。島の大自然を体感するため、ガイドと一緒に利尻山の麓の森へ出かけます。広葉樹と針葉樹が入り混じった豊かな森の中では、至る所で湧水を見つけることができます。その中で特に有名なのが日本名水百選にも選ばれている「甘露泉水」にも足を運びます。また、利尻漁協の組合長に船に乗せてもらい天然の利尻昆布が育つ場所に案内してもらいました。利尻は、ウニ漁が、解禁されたばかり。
加藤さん獲れたてのウニを頂きます。
利尻島から４０分、隣の礼文島は300種類以上の高山植物が咲き乱れる美しい島です。礼文島を植物写真家と一緒に巡り、レブンアツモリソウやレブンキンバイソウなど国内では礼文島にしか咲かない花をはじめ、島固有の素晴らしい風景を歩きます。
また、礼文は、ホッケ漁真っ盛り。加藤さん島名物のほっけのチャンチャン焼きを食します。そして、日本最北の縄文の村といわれる船泊遺跡。野生のトドやアザラシの生息地で有名です。加藤さん、縄文時代の貝塚や文化に触れると共に最北のスコトン岬を訪ねました。
隣合わせの島でありながら固有の地形・環境を持つ利尻島・礼文島の一瞬の夏の楽園の風景を紹介します。

	利尻・島ガイドセンター TEL：0163-84-3557
	礼文島自然情報センター TEL：0163-86-1089
	礼文島　炉ばた　ちどり TEL：0163-86-2130
	ハートランドフェリー TEL：0162-23-8010