にほん風景遺産

にほん風景遺産

  • トップページ
  • バックナンバー
  • テーマ曲

バックナンバー

瀬戸内ど真ん中 笠岡諸島 歴史と豊穣の海

岡山県南西部、穏やかな瀬戸内海に浮かぶ笠岡諸島。
大小31の島々のうち、有人島は7島あります。
今回、風景案内人・加藤千洋さんは笠岡諸島の2つの島、真鍋島と白石島を旅します。 まず最初に訪れたのは映画「瀬戸内少年野球団」のロケ地にもなった真鍋島。加藤さんが訪ねた時、年に一度の幼稚園、小学校、中学校、公民館の合同で、ほとんどの島民が参加している大運動会が行なわれていました。
また300年以上の歴史を持つ真鍋島伝統の祭「走り神輿」について、八幡神社で走り神輿保存会の会長に祭りの歴史について伺い、島の南に位置する学校を改築した島宿「三虎」では地元の海で獲れた鯛の塩釜蒸しなどの名物料理を食します。
笠岡諸島で2番目の大きさを誇る白石島。この島には波切不動という岩に彫られた不動明王。そして伊能忠敬が全国の沿岸測量を行なった時の宿になった「庄屋嘉惣治邸」や弘法大師が唐から帰国する際に立ち寄って修業したという開龍寺など、歴史深い建物が残っています。加藤さんが出会った国指定重要無形民俗文化財となっている「白石踊り」は現在、白石踊会で保存伝承されています。
豊かな海の幸、今も残る伝統を堪能しながらも瀬戸内の島々が直面する問題の深刻さを実感する旅となりました。

久乃家商店

TEL:0865-68-3610

三虎

TEL:0865-68-3515

真鍋中学校

TEL:0865-68-3609

弘法山開龍寺

TEL:0865-68-3014

白石踊保存会事務局

TEL:0865-68-3002