にほん風景遺産
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二都物語 北関東・歴史ロードをゆく
群馬県の南東部に位置する桐生市は、市内を渡良瀬川と桐生川の二つの川が流れており、織物産業に適しているため織物の町として知られてきました。
栃木市は江戸時代に市内を流れる巴波川によって舟運で栄え、多くの豪商を生み出してきました。
今回、風景案内人・加藤千洋さんは江戸から明治にかけて栄えたこの二つの町の足跡をたどる、歴史ロードの旅に出かけます。
織物の町として有名な桐生市。元々養産業が盛んだった桐生は明治以降、機械の近代化とともに織物産業都市として発展しました。桐生織を支える伝統の織り機がる老舗織物工場では、今も多くの良質な織物を作り続けています。また、織物の生産拠点がの多くが海外に移行してしまっている今でも桐生の伝統の技を守る世界的人気を誇るブランドメーカーを訪ね、伝統の技を守り続ける苦労話を伺います。
二年に一度開かれる商人の心意気を伝える「とちぎ秋まつり」。市内を巡行する華やかな刺繍をほどこされた幕で彩られた山車には古事記や中国の英雄や歴史上の人物にちなんだ人形が飾られます。複数の山車が向かい合ってお囃子を競う「ぶっつけ」は祭りの見どころの一つです。引き手には地元の小学生を多く参加し、祭りの伝統を繋げています。
古くは街道沿いの宿場町として賑わっていた栃木市。当時の面影が残っている嘉右衛門町では町名の由来にもなった旧家を。そして市内に残る隠れ家的料亭や、巴波川沿いに建つ明治2年創業の写真館、麻問屋として栄えた豪商の館を訪ねます。
街に暮らし、街に伝わる歴史をそれぞれの形で残し続ける人々を紹介します。
富岡製糸場 TEL:0274-64-0005 |
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桐生織物協同組合 TEL:0277-43-7171 |
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後藤織物 TEL:0277-45-2406 |
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桐生倶楽部 TEL:0277-45-2755 |
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そば蔵 桃太郎 TEL:0277-22-4247 |
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松井ニット技研 TEL:0277-44-3518 |
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片岡写真館 TEL:0282-22-0861 |
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岡田記念館 TEL:0282-22-0001 |
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横山郷土館 TEL:0282-22-0159 |
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壬子倶楽部 TEL:0282-22-0224 |