にほん風景遺産

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黒部峡谷 トロッコ電車の旅 ~電源開発の歴史を辿る~

北アルプスから日本海に向けて流れ出る黒部川。暴れ川として恐れられ、上流部分は大正時代まで人跡未踏の秘境でした。映画「黒部の太陽」の舞台になった「黒部ダム(くろよん)」があります。世界でも有数のダムとして知られている一方、世紀の大事業と語り継がれているほどダム工事は過酷なものでした。 今回、風景案内人・加藤千洋さんは黒部ダムをはじめとした黒部川の電源開発の歴史に触れます。

大正時代に急流の多い富山県は、電源開発に最適の地である、と論じていた高峰譲吉博士。彼は自然エネルギーを利用した電源開発、そして工業の発展につなげようとしました。その計画を布石とし黒部川の本格調査と資材や作業員運搬のためにトロッコ電車が開通、観光目的として今の黒部峡谷鉄道になりました。黒部峡谷鉄道の始発駅、宇奈月温泉も電源開発の為に作られた温泉でもあります。加藤さんは宇奈月駅からトロッコ電車に乗って上流へ向かいます。
終点の欅平駅からは「くろよん」工事同様に難工事だった黒部川第三発電所(仙人谷ダム)建設における壮絶な物語の足跡を追います。

大自然の中繰り広げられた黒部ダムの建設・電源開発工事、想像をはるかに超えた自然と人間の過酷な歴史をトロッコ電車に乗り、辿りながら紹介します。

黒部峡谷鉄道

TEL:0765-62-1011

黒部川電気記念館

TEL:0765-62-1334

名剣温泉

TEL:0765-62-1307