にほん風景遺産

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秋の紅葉 冬の樹氷 ~岩手・八幡平を歩く~

岩手県の北西部、奥羽山脈の北端に位置する八幡平は多様で原始性の高い風景が広がり、「十和田八幡平国立公園」の一部に指定されています。
今回、風景案内人・加藤千洋さんは紅葉のピークを迎えた秋と厳しい冬の2回に渡り八幡平を訪ねました。
標高1000メートル、八幡平中腹の「御在所」では見事な紅葉、八幡沼や山頂付近ではアオモリトドマツの紅葉、湿原では草紅葉の絨毯に、眺望絶佳の山岳風景「南部片富士」と呼ばれる岩手山など美しい風景に出会います。そして加藤さんは八幡平で一際目を引く「畚岳(もっこだけ)」に登りました。
また八幡平中腹では、かつて東洋一を誇った硫黄鉱山の跡地・松尾鉱山を訪れます。松尾歴史民俗資料館では元鉱山職員の方に最盛期当時の話を伺います。松川温泉では山の幸をふんだんに使った料理をいただきます。
2月、加藤さんは樹氷に覆われた八幡平を再び訪れました。松川温泉では蒸気となって噴き出る地熱で暖房を賄っています。その蒸気を供給してくれる「松川地熱発電所」を訪ね、施設を案内してもらいます。地熱発電所の近くにある工房では「地熱染め」に触れます。
そして岩手山山麓に広がる樹林帯の中、スノーシューで雪道を登ります。雪が作り出す幻想的な景色を通り抜け、落差25メートル「七滝」の氷瀑に出会います。
広大な八幡平を舞台に、自然と人が寄り添い共生している様子、そして季節が作り出す美しい風景を紹介します。

八幡平市観光協会

TEL:0195-78-3500

八幡平市松尾歴史民俗資料館

TEL:0195-78-2598

松川温泉・松川荘

TEL:0195-78-2255

松川地熱発電所(東北電力地熱)

TEL:019-625-6355

地熱染工房・夢蒸染

TEL:0195-78-2451

ペンション安暖庭

TEL:0195-78-3477