にほん風景遺産

【2012年9月25日（火）放送】　
にほん風景遺産スペシャル　書を持ち旅に！列島名作紀行

日本の美しい風景には、小説や自伝など書物がしばしば登場します。
読書の秋、本に登場するこれまでに番組で出会った日本各地の原風景を紹介します。

柳田國男の「遠野物語」。岩手県遠野で語り継がれてきた民話や昔話をまとめたものです。
遠野には今も残っている物語の風景を紹介します。なまはげで有名な秋田県男鹿。江戸時代の紀行家・菅江真澄が歩いた男鹿半島を辿り、なまはげ伝説に触れます。
青森県では津軽のゴーギャンと呼ばれた農民画家・常田健が描いてきた津軽平野の農村風景。太宰治も「富嶽百景」で称えた日本一の山・富士山の麓の里に広がる美しい風景を紹介します。
作家・司馬遼太郎が愛した町、岡山県倉敷市。倉敷川沿いに位置する美観地区には江戸時代の建物が残っており、日本の伝統風景が広がっています。

山口県長門市仙崎は童謡詩人・金子みすゞのふるさとです。仙崎では金子みすゞが見つめた風景を紹介します。熊本県では阿蘇を訪ね、文豪・夏目漱石が旅した雄大な風景に触れます。