ヨーロッパ食堂～美味探求！!素晴らしき食の世界～

第七回のテーマは、イタリアの郷土料理「ラザニア」。
イタリアにある、約６５０種類のパスタ料理。その１つに数えられるラザニアは、イタリア語で平たいパスタを意味します。

そんな「ラザニア」の料理を求め、イタリア北部に位置するエミリア=ロマーニャ州を訪ねます。
この地で「ラザニア」のルーツを探るのは、料理研究家の新井鶴子（あらいつるこ）さん。１０年前、イタリア料理を学ぶべく、単身ボローニャへ。料理学校卒業後は、ヨーロッパ最古の大学・ボローニャ大学で教養学部を専攻。現在は、自宅で料理教室を開き、食を通じて日本とイタリアの文化交流を行うなど活動の場を広げています。
新井さんは、ラザニアのルーツを求め、料理学校やパスタ専門店、イタリアの伝統料理を守るホームフード協会を訪ね、イタリアでラザニアが誕生した秘密を探っていきます。

料理専門学校で出会ったのは、一冊の歴史書。その歴史書はイタリアで現存する最古の料理書でとても貴重な文献でもあったのです。
そこに書かれた、ラザニア誕生のきっかけになったと言われるレシピを再現。ラザニアが誕生した当時の味に迫ります。
そして、エミリア=ロマーニャ州は、ラザニアに欠かせない生パスタに使われる軟質小麦の栽培に適した環境であることを発見。そこで出会ったのは、料理界のダ・ヴィンチと称された、有名な料理人の存在。１６世紀に宮廷料理人として仕えた彼が、当時作った極上のラザニアとは！？

さらに、イタリア伝統料理を守り続ける人気の老舗レストランを訪ね、イタリア人が愛する絶品のラザニアの味の秘密を探ります。究極のラザニアの作り方、そして最高級のラザニアの味の秘密が明らかに！