ヨーロッパ食堂~美味探求!!素晴らしき食の世界~

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今や国民食「ハンバーグ」 ~世界最大級の港街 ハンブルクへ~

今回のテーマは、老若男女みんな大好き「ハンバーグ」。そのルーツを求め、発祥の地、世界最大級の港街ドイツのハンブルクを訪れます。

ハンブルクは中世からヨーロッパの玄関口として世界中から人や物が集まり、また世界に向けて文化を発信する「世界の門」と言われてきました。
この地でハンバーグのルーツを探るのは、ハンブルクに住む森田宏一さん。日本でソムリエとして活躍していましたが、ヨーロッパの食文化を学ぶため1998年にドイツへ。現在はハンブルクで人気を誇る高級創作和食レストラン「ZIPANG」のソムリエを勤めています。
ハンバーグのルーツ探る森田さんは、人気の店でハンバーグを試食、発祥の地ならではの独特の食べ方にびっくり。そして、店長にハンバーグの元となったのは生肉で作るタルタルステーキだと教わり、さらに驚きます。

では、誰がタルタルステーキを焼いてハンバーグにしたのでしょうか?
森田さんは1697年に書かれた、世界最古と言われるハンバーグのレシピが掲載されている料理本を所蔵するヘルツォーク・アウグスト図書館に向かいます。
2回の大戦の戦火を免れた歴史の街・ヴォルフェンビッテルにある1572年に建てられた図書館です。そこで、貴重な料理本に載っていた300年以上前のハンバーグのレシピとは?そして、タルタルステーキを焼いてハンバーグを発明したのは誰なのでしょうか?

さらに、ハンブルク港にある老舗食堂オーバーハーフェン・カンティーナで、昔ながらのレシピを守り続ける、庶民が愛した「ハンバーグ」を頂きます。このオーバーハーフェン・カンティーナ、創業は1926年。港町の肝っ玉母さんが切り盛りをし、当時からハンブルク港で働く船乗りや港湾労働者の方に今なお愛され続ける食堂です。そんな老舗のハンバーグのお味とは?